はじめに
ここは「ケーススタディ」なのに、なぜご本人のサイト名・ハンドルネームを隠してあるかというと、目立ちたくないご本人の性格に配慮して、というのがその大きな理由です。また、近しい良き友人でいてくださるからです。それでもなぜひっそりと設置してあるかというと、陰になり日向になり、この「小説 大好き!!」が関わってきたからです。とりもなおさず、当該小説作品の出版化に際しては、ご本人の自助努力が一番にあってこその現在のお立場ですが、その方を初期の頃からずっと見つめ続けてきた我々なので、敢えて「ケーススタディ」という形をとらせていただきました。悪しからずご了承願います。また、後に続く若い人にも、その小説執筆へのこだわりを感じ取っていただきたい、そういう思いがあります。
最初の掲載から約7年の歳月を経て
ご本人がサイトを始められたのは2001年春なので、今から約7年前。サイト開始から約1ヶ月ぐらいしてからのご登録でした。当時のハンドルネームは、現在の筆名とは別なお名前でした。参加の経緯は、こちらからお誘いしたのか、先方からアクセスして来られたのか、今となっては明らかでないのですが、なにせ「ゆーき」時代のご登録です。一方、小説大好きでは、更新スタッフを各カテゴリーに配置して、総支配人「ゆーき」本人の負担の軽減を考え始めた時期です。累計200万ページビューに、小説更新チェックサイトを立ち上げた張本人が自分で驚いていた時代です。当時わたくしは「彼の上司だった」というお付き合いを活かして、積極的に「番頭(副支配人)」という立場で支援していました。家が近かったので、ファミレスで「将来の夢」を語り合ったこともありました。まさか、そんな話の中でたまに出てくる「登録者のうちのお一人」が、将来出版化されるとは、思いもよりませんでした。
当時は「作者叩き」が多い中で
当時は、オリジナル小説カテゴリ、特にジュブナイルやライトノベルは「叩き」に遭う傾向が少なからずありまして、一時期、まるで「どこかの大きな掲示板」のような状態になりました(今後、そういうことはやめてくださいね)このままでは「育つ人も育たなくなる」と危惧した時期でもありました。サイト管理者サイドとしては、これといった有効な対策も打てず、なすすべもなく、撤退を宣言されるサイト、そして「叩き」に遭い、傷心のまま黙って去って行かれる作者さんがおられました。小説の更新情報を「仲介するだけ」という役割の我々には、出来ることは限られていました。あくまで小説を読まれる方の「良心にお任せする」というスタンスでしたから。
皆に読んでもらいたいという気持ち
日頃つとめて謙虚に、またある時は、毅然とした態度で、おそらく「叩き連中」に接してきたのだと思います。執筆を「単なる余暇」としている方ならば、趣味に攻撃されたくない、傷つきたくないという観点から、おそらく簡単に辞めてしまわれるところでしたでしょうが、今もなお続けておられるサイトさんを含め、執筆への決意は固かったと思います。目立ちたくない、けど読んでもらいたいというご自身の意思がしっかりとしておられたのでしょう。また「生半可な気持ち」ではなく「徹頭徹尾マジ」だったのも、成功要因のひとつに挙げられると思います。みんなに読んでもらいたい。そのポリシーさえしっかりしていれば、些細な誹謗中傷などは、それはそれとして「ムシムシ削除」して、つとめて客観的に受け止めることができたのでしょう。
執筆を成功させるための秘訣めいたもの
何が具体的な秘訣、というものはないのかも知れませんが、一般的に、執筆に集中するために、時には掲示板を閉鎖することもあるかも知れません。メールはフォームから、という方法もとられるかと思います。また、個人的な主義主張はなるべく抑えられ、つとめて謙虚に独自世界の構築をなさっていたのも一因かも知れません。作品を読まれた方には、幾ら手間でも、ひとことの「ありがとう」を忘れずに。また、皆さんにおかれましても「作者の立場」「読者の立場」を弁え、紳士的に振る舞われるようになされば、作者は育ちますし、執筆には集中できますし、そして何より「小説大好き!!」から去っていかれる方もなくなります。無から有を作り出すことの難しさを知っている方は特に、作者に対する配慮をお持ちではないかと考えます。また、ご自身の揺るぎないポリシーを貫かれている人の周りには、自然と「この人を応援しよう」という方が出て来るでしょう。
夢をあきらめないで
これは「岡村孝子」さんの歌にもありますが、あなたの夢をあきらめないで、遠くにいて信じている。我々はそういう気持ちです。そういうスタンスです。具体的に、執筆についてのあれこれとか、出版化のノウハウだとか、これが完全な成功法則だ、などというものはあいにく持ち合わせていないのですが、我々は作品や作者に関して、評論も否定もしません。直接的に特別コーナーで作者をピックアップすることもありません。ただただ「影ながら応援するだけ」です。どうか、あなたが書くことに対して「徹頭徹尾マジ」であるならば、ぜひ今後とも続けてください。どうかその際には「小説大好き!!」をお願いします。よろしければ使ってやってください、としか言いようがないのです。
たとえ今は、どんなに些細な思いつきでもいいのです。書くことを、創ることをあきらめないで。
小説大好き 総支配人 田所稲造 敬白
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